作品シリーズ『網膜の像』で構成した作品展がいよいよ7/5より始まります!
『網膜の像』は、通常の視覚で得られる運動の像とカメラを用いたそれのズレに関心を持った作者が実験的に制作を続けるシリーズです。
像は、「まばたきからまばたきの時間」を露光時間とし、デジタルカメラのセンサーを網膜と見立て撮影され得られます。通常見えている像はぶれてはいないけれど、同じようにカメラで得られた像はぶれていて不鮮明です。不思議ではないですか?
この不思議さを一つの衝動として撮り続けてきた作品を2つのセクションに分けて展示します。どうぞご来場ください。
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以下、ギャラリーPepinのHPより抜粋
GalleryPepin では 7 月 5 日 ( 木 ) より「時間と記憶」をテーマに制作しているアーティスト・浅見俊哉の個展を開催致します。 近年では、カメラを用いず写真を制作するフォトグラムの技法での被爆樹木等の撮影またそのワークショップ、また芸術祭などのキュレーション・コーディネートも手掛け、自身の制作発表に留まらず、制作者と鑑賞者を繋ぐ「場」を生み出すクリエイターとしても活躍しています。 今展では、2012 年から取り組んでいる「網膜の像」シリーズを初公開!! 浅見は、通常の視覚で得られる運動の像とカメラを用いたそれのズレに関心を持ったことで「網膜の像」の制作を開始、まばたきの時間を露光時間とし、デジタルカメラのセンサーを網膜と見立て撮影しています。 「得られる像はブレていて不明確であるが、身体感覚のリアリティを視覚的に表現しようと試みた」と浅見は語ります。 またジェームズ・ギブソンの「生態学的視覚論」にインスピレーションを受けたとも言い、”私たちは常に、環境から意味をピックアップしているというアフォーダンスの考え方の包括的な概念”も加味されています。 作品を一見すると、図像はブレ、撮影されたものが何なのか判然とせず、鑑賞者は自らの既視感覚を全身で呼び起こすでしょう。 しかし連続して見ていくうちに、図像が線で結ばれていないことで曖昧になった輪郭からゆらぎと光りを感じ取り、 そのゆらぎの中から時間と空間を感じていくことになるのです。 8/23( 木 )15:00 ~は批評 :negriproject とアーティスト:浅見俊哉の対談も予定。こちらも是非、御来廊下さい。
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