「こんな場所に表現する人たちが集まる時代は幸せな時代なのか?」
昨日2019.2/24。東陽町のマンションの一室。
東京パフォーミングアーツ協議会(Performing Arts Council Tokyo=PACT)が運営するアートスペース「.kiten」にて開催される【第2回キテン朗読会】に参加しました。
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20名を越す人が集い、自作の詩や、パフォーマンスを繰り広げるなんとも形容し難い時間。
私はその中で30分ほどの時間をいただき、「一写一想」9編の朗読、自身の作品制作の活動を紹介させていただきました。
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(写真:主催者撮影)
について、他のパフォーマーの方がパフォーマンスの中で言及していただいたりする機会があり、双方向、即時性を持つ時間の流れがとても新鮮で面白く、心地良い瞬発力を感じました。
また、最後に詩人の宮尾節子さんが、自作の詩の朗読の前に、「こんな場所に表現する人たちが集まる時代は幸せな時代なのか?」と投げかけ、作品の中で「悪が足りない」と繰り返し音に出されている様子にピリピリとした感性が共振している時間がありました。
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生活空間のマンションの一室がまるで異次元の空間のよう。
けれど、その異次元に浸りながら、繰り広げられる数々の朗読やパフォーマンスが、異次元でしか成り立たず、日常への働きかけを忘れてしまったそれであるなら、表現は何なのかと改めて考える時間ともなりました。
ご来場いただきました皆様。 お誘いいただきました主催者の方々へ厚く御礼申し上げます。
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