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  • 執筆者の写真Shunya.Asami

【Note 2017】中之条ビエンナーレ「アーティスト主導」という芸術祭のつくりかた

【中之条ビエンナーレ2017】


「アーティスト主導」という考え方








総務省のHPにアップされている「中之条ビエンナーレ」の取り組み紹介を読む。

中之条ビエンナーレに作家として参加して感じることは、作品をつくる環境が充実し整っている事。(その環境をつくりあげていくまでの壮絶な苦労と苦悩は想像を絶するものがあると感じる)


作品制作の為の広い空間、アーティストのアイデアやイメージを実現に向けて丁寧に寄り添ってくれるスタッフがいる事。


そうする事で、作品が面白くなり、面白い作品が生まれ、その面白い作品を観にくる人が喜び、地域に多くの人が来て地元の人たちも喜ぶという輪っかができているように感じた。

住民や市民主導という謳い文句が先行して目に入ってきやすい中、「アーティスト主導」という考え方を掲げる中之条ビエンナーレ。


最終週。集まる作家さんとも多く交流したいなと思います。



以下PDFより抜粋。


「実行委員会における官民でのメンバー構成」

実行委員会における官民でのメンバー構成 アーティストの考えを尊重しながら町の魅力に触れるきっかけをつくり、地場産業との連携を図る。これを可能としているのが、実行委員会のメンバー構成である。中心メンバーはアーティストだが、これに事務局として役場職員も加わっている。

中之条ビエンナーレで山重氏が重視しているのは「アーティスト主導」という考え方。ビエンナーレのそもそもの目的は、アーティストにいかに楽しんで作品を制作し展示してもらうかということ。

これを重んじながらも、町の魅力発信につながるさりげない仕掛けができるのは、実行委員会の中心メンバーがアーティストだからこそである。

また、会場選定にあたっての土地や施設の所有者との交渉、住民ボランティア等の確保、温泉協会との連携を担っているのが、実行委員会事務局の役場職員である。

彼らがいるからこそ、中之条ビエンナーレと町につながりができている。 こうした官民のメンバー構成により、町に根ざしたアートフェスティバルを実現しているのである。


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