「かがわ・山なみ芸術祭(瀬戸内国際芸術祭2013関連事業)」出品作品
●『呼吸する影―Metasequoia glyptostroboides』
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size:88cm×175cm 20点
『呼吸する影―Metasequoia glyptostroboides』は旧枌所小学校の校庭にそびえるシンボルツリー(メタセコイア)のこもれびを撮影した20点のフォトグラム作品。
富士フィルムの感光紙、コピアート(Copiart)を使用
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ギャラリートークの様子
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廃校になった旧扮所小学校の校庭に堂々と聳え立つメタセコイア
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木漏れ日をみる
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初めての綾川という香川の地でレジデンスを行った。
地元の方のアートに対する興味と暖かい支援に励まされ作品を制作した。
ギャラリートークでも積極的に作品に対して意見を出してくれたことがとても印象的だった。瀬戸内国際芸術祭との連携ももっとお互いの良さを生かしてできたら、今後の香川県の文化は深まっていくと感じた。
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●かがわ・山なみ芸術祭(瀬戸内国際芸術祭2013関連事業)とは
香川県には優れた活動を行っている美術家が数多く住んでいます。彼らは各地で独自のイベントを行い、これらの実践を通して多くの経験を積み重ね、その成果はすでにさまざまな所に現れてきています。そこでこのたび、新たな展開として「かがわ・山なみ芸術祭」を開催することといたしました。 この催しでは、県内で制作を行っている美術家や、自主的な地域活動を行っている文化団体を紹介し、それらを連携させます。具体的には、県内の5つのエリアで1年間に渡り、時期をずらしながら美術展を繰り広げて行きます。そのことで住民と美術家との協働を促し、芸術を軸とした地域の活性化を促そうというわけです。 雨水が山に貯められ、川から海へと注ぐことで海の豊かさは保たれます。水は万物の循環の源であり、「絆」でもあります。本事業は循環をテーマとした芸術活動を起点とし、人々を結びつけ地域の活性化を目指します。本事業を通して海の文化と山の文化の交流が進み、さらに美術家の活動が香川から世界へと広がっていくことで、地域が大きく飛躍していくことを願っています。
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●概 要
・名 称 かがわ・山なみ芸術祭 ・基本理念 水から水へ・いのちと光の絆 ・第1回展テーマ 「人は手から生まれた」Humans were Born from Hands ・コーディネーター 松永 康 ・主 催 かがわ・山なみ芸術祭実行委員会 特定非営利活動法人かがわ・ものづくり学校 ・共 催 香川大学 高松市 綾川町 まんのう町 三豊市まちづくり推進隊三野 国営讃岐まんのう公園
●第1回展テーマ
人は二足歩行を行うことで進化したと言われます。空いた手で道具を作り、それを器用に操れるようになりました。手を使うことで脳は肥大化し、直立したおかげでその重さを支えることができました。もしこれが本当のことなら、「人は手から生まれた」と言えるのかもしれません。 人類は初め、生存のために道具を作りそれを使っていました。しかしあるときから手で音を奏で、またものを描くようになります。つまり心を豊かにするために手を使うようになったのです。芸術活動は、このように洗練された手の技によって開始されました。 香川県には、漆芸品、彫り物、張子細工、生活雑貨等、優れた伝統工芸がたくさん見られます。豪華絢爛というより、むしろ人々が一生使い続けられるような愛着仕様の品々が中心です。これらは競い合ったり人を驚かせたりするためではなく、それ自体が人生を豊かにしていく造形です。そこには、この共同体を維持してきた人々の知恵が現れているように思われます。
人は手から生まれました。ですからこれからも、やはり手を使って進化してゆかなければなりません。テクノロジーが極度に発達した今日、私たちはややもするとそのことを忘れがちです。こうした時代だからこそ、手が持っている可能性をもういちど見直す必要があるのではないでしょうか。私たちの「手づくり」のプロジェクトを通して、そのことを考えてみていただけたら幸いです。
アートコーディネーター 松永 康
かがわ・山なみ芸術祭実行委員会 事務局 〒761-2202 香川県綾歌郡綾川町枌所西甲2060 TEL:087-878-0921 FAX:050-3640-1284 mail@monohouse.org
以上公式HPより抜粋 http://www.monohouse.org/yamanami/index.html
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