去る2016年11/27(日)
NPO法人子ども広場草加おやこ劇場で、「草加アートの日」と題し、3つの企画をおこないました。「影をつかまえる」フォトグラムワークショップ、シネマカフェ、わくわくする場をつくるをテーマにしたトークイベントです。
1つめのプログラム「影をつかまえる」は私が学部の時代から約10年前からおこなっている写真のワークショップ。カメラを使わないで写真を撮るフォトグラムの制作を行いました。
事前に、自分の大切にしている物や記憶に残っているものを持参してもらい、そのものについてのエピソードを聞きながら露光。
その中で、昨日七五三で買ってもらったお守りを持ってきた話や、宝物は息子です、娘が生まれた時のイメージで結婚祝いで頂いたカップと結婚指輪、りんごを娘に見立てて撮影したい等と愛情に満ちたエピソードが飛び出しました。
素敵な家族のイメージが表現された作品
その過去の時間を現在の時間で撮影し、未来に残して行く「時間の結び」がこのワークショップのテーマです。
一見自分以外の人にはガラクタかもしれないものがそうではないのは、そのものに「過去の時間」が焼き付いているからです。そうした時間を共有することで、ものの見え方が変わってくることも面白いですね。
この日は、陽射しが弱く、撮影に30分程かかりましたが、それぞれが撮影時間を楽しみながら素敵な作品が出来ました。
「大切なものは息子です!」と等身大の影を撮影させられている図。
約30分身動きができません笑
これも深い家族の愛がなせる技!
2つ目のプログラムは、草加おやこ劇場さんの企画でフランス映画「禁じられた遊び」を鑑賞。観賞後は手作りのお菓子を食べながら、映画の感想を伝え合いました。その時の時代背景や作者の映画に込めた思い等、様々な世代が集まるおやこ劇場のような「場」はいろいろな見方があるのだと感じました。
3つ目は、わくわくする「場」づくりについての面白さや困難さ、課題等をこれまでの事例を基に共有しました。
私たちからは、2008年から試行錯誤しながら運営しているKAPL(コシガヤアートポイント・ラボ)の実践を報告。 http://kapl2008.wixsite.com/kapl
すでに40年以上の活動の実績があるおやこ劇場の運営理念やその方法には学ぶところが多く、活動の継続についてのアイデアを頂きました。
また今年の春に香川県の中山間地域で開催された「かがわ・山なみ芸術祭ー綾川町エリアー」の報告 http://kyaf2016ayagawa.wixsite.com/dialoguewithnow
と、現在さいたま市で開催されている「さいたまトリエンナーレ2016」についてのレポートをさせて頂きました。 http://smfartschool.wixsite.com/saitama
その後は懇親会が行われ、今後の活動へ向けての意見を闊達に出し合う時間となりました。
最後になりましたが、企画に参加して頂いた皆様、貴重な場と時間を提供して頂いたNPO法人子ども広場草加おやこ劇場の皆様に深く御礼申し上げます。
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主催:NPO法人子ども広場草加おやこ劇場 企画協力:KAPL(コシガヤアートポイント・ラボ) お問い合わせ: TEL&FAX 048-936-1771 info@souka-oyako.net
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