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  • 執筆者の写真Shunya.Asami

【Workshop 2010】長野県信濃美術館―「影で時間を切り取ろう」フォトグラムワークショップレポート


平成22年12月4日(土)に長野県信濃美術館で行った、

「屋根裏美術館講座―影で時間を切り取ろう」ワークショップ。

そのワークショップで制作された作品が長野県信濃美術館ロビーに展示されています。

「2010年やねうら美術館」展




入口を入ってすぐの展示フロアに2010年度行われた「やねうら美術館」全4回の作品たちが展示されています。







以下は私たちが行った、第四回「やねうら美術館講座―影で時間をきりとろう!」のレポートです。




コピアートを使った写真ワークショップ「影で時間をきりとろう!」 当日は、21名の参加者があり、会場は大盛況。5つのグループに分けてワークショップスタート!

スタッフはワークショップを研究している学生(文教大学・武蔵野美術大学・横浜美術大学)の学生たち。




コピアートの説明(露光時間、現像の注意点など)を行い、初めての素材を知ってもらう。




露光時間や現像のやり方、コピアートの特性を知る為に、「顔」づくり。身の回りのものを顔のパーツに見立てていきます。「顔」が出来たらグループで自己紹介をし合いました。




外にも素材集め+影探しに行きました。冬なので太陽の高度が低く、長い影ができたり、伸びた影が実際のものとは想像できないものとなったりして、「自分が想像している影と違って写り、それをいろいろ工夫していくのが面白いですね」という参加者の声もありました。




新たなアイデアが浮かんだら早速撮影。





影を探す参加者。刻々と変化する影。

早く傾く早く傾く日差し、冬はすごく時間が早く感じます。



作品鑑賞会の様子。ワークショップを体験して、自分の作品について話してくれました。





家族で参加してくれたグループ。お父さんが代表で作品を紹介!



野外にある彫刻の影を写し取った作品



身近なものの組み合わせで不思議なイメージが生まれます




WSの最後には参加者みんなで巨大写真を撮影。









[長野市民新聞掲載記事]

2時間という短い時間のワークショップでしたが、参加者一人一人の視点や工夫が制作に現れていました。 自分の持ちモノや身の回りの素材を使用して「顔」をづくりでは、生活の空間にあるものが、作品制作の素材になります。感想用紙に「身近なもので作品が出来るなんてすごい」といったものもありました。作品制作を通して、日常を少し違った面からみることがこのワ―クショップを通して生まれたら嬉しいです。

また、美術館の外に出て、彫刻や落ち葉などの影を採取した制作では、「影がこんなに伸びていることに気がついた」や「太陽が雲に隠れちゃうとうまく撮れない」といった声がありました。参加者一人一人がワークショップを通して、様々な発見があったように思います。

今回、5つのグループに分けてワークショップを進行しましたが、参加者から「質問やアドバイスをきめ細かく行って頂いて良かった。」「分からないことがすぐに聞けた」といった声が聞かれました。

ワークショップには完全なマニュアルはありません。

状況や環境によっていろいろ工夫していくことがワークショップだと思います。そういった点で、参加者の皆さんと一緒にワークショップをつくっていけたことがとてもうれしく思います。

作品展は、1月11日(火)まで、是非見に来てください。

以下長野県信濃美術館HPより抜粋

―「美術は苦手」という人にも美術のおもしろさを体験していただける「やねうら美術館講座」。「風景を切り取る」をテーマに本年度制作した作品等を、本館ロビーに展示しております。力作の数々をぜひご覧下さい―

●会期:開催中~平成23年1月11日(火) ●会場:長野県信濃美術館ロビー*「平成22年度やねうら美術館展」のみのご鑑賞には観覧料は必要ありません。

信濃美術館が今年度行ってきた4つの「やねうら美術館講座」の作品も展示中。

●展示内容  第1回「カメラを作って探検だ!」  カメラの原理である“カメラ・オブスクーラ”をつくって美術館の中を探検しました。  第2回「デジカメ・いきものウォッチング」   デジカメのレンズを通して虫や植物の世界をのぞいてみました。  第3回「立体写真講座 長野の街をフォトモで切り取ろう」   デジカメで撮影した街並みの写真を立体にしました。  第4回「影で時間を切りとろう!!」   身体や小物を使って影をつくり、特殊紙に写し取ってみました。

※第5回「やねうら美術館講座」は1月に予定しております。大人も子どもも大歓迎!皆さん、ふるってご参加ください!  詳しくは、長野県信濃美術館にお問い合わせください。

〒380-0801 長野市箱清水1-4-4 (善光寺東隣) TEL.026-232-0052 FAX.026-232-0050

http://www.npsam.com/index.php どうぞよろしくお願いいたします。

最後になりましたが、今回のワークショップの開催にあたり、参加していただいた皆さま、長野県信濃美術館の土屋様をはじめスタッフの皆さま、また前日からWS準備等を一緒にやってくれた仲間に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。




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